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お遍路の服装と持物


お遍路の服装と持物
金剛杖(こんごうつえ)
お遍路の精神「同行二人」をあらわす道具。お大師さまの分身として大切に護持する。上部は五輪に刻まれ、大日如来の三昧耶形をあらわす。五輪を手で汚さない様、金襴を巻くことが多い。

菅笠(すげがさ)
日除け、雨除けの為の笠。お堂に上がらない場合は、被ったままお参りしてもよい。同行二人や四句偈などが記されている。

白衣・笈摺(はくえ・おいずる)
お遍路の基本は、白装束。昔の巡拝者が、死を覚悟して歩まれたことに由来する。笈摺には、お大師さまの宝号「南無大師遍照金剛」が記されている。

三衣袋(さんやぶくろ)
納経帳や経本、案内書、タオルなど、持物を納めて持ち歩くことができて便利。

袈裟(けさ)
略式のお袈裟。お遍路の道中、ずっと身に着けている。食事やトイレなどの際は、一時的に取り外す。

念珠(ねんじゅ)
読経の際に用いる道具。普段は手に掛けるか、出しやすいところにしまっておく。

納札入
納め札・ローソク・お線香・ライターなどが収納できる。あると便利です。

現在のお遍路さん
現在のお遍路さん
今日、お遍路を巡拝される方は、洋服の上に笈摺と袈裟を着け、金剛杖・念珠・三衣袋などを持つスタイルが多いようです。運動靴など、お参りしやすい服装をお勧めします。

参拝の仕方

1.

札所に着いたら、山門(境内入口)にて合掌・一礼します。金剛杖をお持ちの場合は、片手合掌で構いません。

2.

手水場で手を洗い、口をすすいで心身を清めます。水は、飲まないようにします。

※手水場がない寺院では省略してください。

3.

持参した線香と灯明をお供えし、お賽銭をあげます。同時に、お写経や納経札を納めます。

※香炉・灯明立などがない寺院では省略してください。

4.

鰐口を鳴らして、気持ちを落ち着けてから読経します。経本を開き、一字一字ていねいにお唱えしましょう。

5.

納経帳に、ご朱印を頂きます。札所を訪れてすぐにお願いしておくと、時間を有効に使えます。

※無住の寺院では、据置きのご朱印を自分で押して頂くことになります。その際、納経料はお賽銭箱にお納めください。

6.

札所から出る時も、同様に合掌・一礼します。

物品の販売


納経帳
納経帳
定価1,500円(税込)
霊場巡拝の必需品
他に、勤行次第、納経札がセットになっています。

大師旗
大師旗
札所寺院に奉納して頂く旗
縦166cm×横34cm
白地に「南無大師遍照金剛」のご宝号が大きく染め抜かれています。

奉納者のお名前を記して、それぞれの札所寺院に荘厳します。

物品のお求めは、霊場会事務局までお願いします。

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