三重県は南北に細長く、地形も、伊勢平野をはじめとする平野部から、山脈、青山高原などの高地、盆地、低地など様々な地形を有しています。その北西に位置する伊賀地方(三重県伊賀市・名張市)の地形は、四方を山に囲まれた盆地になります。鎌倉~江戸時代に諜報活動を行った『忍者』の故郷として有名で、城下町は、当時の古き町並みを残して小京都と呼ばれる風情があります。
伊賀地方は、古来より険しい青山峠があるため東方への交通が不便で、比較して利便の良かった関西圏(奈良県・滋賀県・京都府・大阪府)との交流が多くもたれていました。その為か、伊賀の言葉は関西弁・京都弁に似たなまりがあります。伊賀弁独特の表現も多くあり「きてだーこ=来てちょうだい」や「せやて=そうだよ」といった言葉が代表的です。
伊賀四国八十八ヶ所霊場を巡礼される道すがら、歴史ある忍者の故郷をお楽しみください。